石岡沙織が女子プロレスラーにTKO勝利も、一石を投じた小林華子の行動!次回はHIROKOがメインか!?「ジュエルス」旗揚げ第二戦

昨日は女子格闘技「ジュエルス」を観戦。

平日での開催に目玉カードもなかったが、会場は満員の観客が詰めかけた。
試合の方は、全7試合中、6試合が一本&KOで良かったんじゃないか。


メインを務めたのは、旗揚げ戦に続きエース候補の石岡沙織選手。
女子格の選手は比較的地味なコスチュームの選手が多い。

しかし石岡選手は、オレンジ色のセパレートタイプのコスチュームを新調した。
このような自己主張はどんどんやってほしい。

ちなみに、石岡選手は「オレンジが一番好きな色」とのこと。


対戦相手は女子プロレスラーの小林華子選手。

煽りVTRでは「相手を潰す」と宣言していたように、打ち合いを展開して大いに盛り上がった。

小林選手は、パンチの技術は全然駄目だが、重いローキックを叩き込んで石岡選手の表情を一変させたほど。
だが、パンチの攻防には慣れていない小林選手に、石岡選手はワンツーを繰り返すと面白いように顔面にヒットし、TKO勝利を挙げた。

この試合、自分が注目したのは試合後の両選手の行動。
小林選手は号泣、試合後も石岡選手とは言葉を交わさずリングを降り、最後のセレモニーの際でも両選手共に言葉を交わすことはなかった。

一方石岡選手は、リング上から観客に向ってチョコレートをプレゼントするなど、メインに出る選手としての自覚が出てきた。

今回の小林選手の悔し涙。
そして、試合後であっても安易に敵と称えあうことをしなかった小林選手の純粋な行動は、何でもかんでも美談に仕立て上げることが多い傾向のマット界において、一石を投じたのではないか。

試合後直ぐになあなあな関係になる代表格といえば風香。

風香みたいな、プロ意識が希薄の“なんちゃってレスラー”がいるからプロレスが舐められる。
例えば、風香対市井舞選手との一戦は、今回の対決と同じように、試合前まではお互いの挑発合戦を繰り返していた。

ところが、肝心の試合では大凡戦。
しかも、試合後のセレモニーでは一緒に笑顔で写真を撮ったり、自身のブログでは市井選手のことは“ちゃん付け”して、会話まで載せる始末。

挙句の果てには、有名選手と写真を撮りまくった。
ここまで来ると選手じゃない。
風香はただのミーハーだ。

小林選手の涙に勝負論に徹した試合後の行動は、腑抜けな女子プロレスラーが多い中、意義があったはずだ。
これを糧にして頑張ってほしい。

あと、石岡選手。
2回続けてのメイン選出に「プレッシャーがすごくて吐きそうなんでやめてほしいです」と恐縮してたが、そんなことはない。

プロモーターにとって、選手に要求するものは実力だけでない。
ということで、石岡選手のファイティングポーズ。


セミは、身長180センチのHIROKO選手とサンボ選手権女子68kg級で優勝の実績を持つ武田美智子選手の再戦。

序盤から体格差を利用して右ローからパンチ、首相撲のヒザ蹴りから放してのワンツーと鋭い打撃を武田選手に叩き込む。

しかし、1回足を取られてヒールホールドで危ない場面もあったが、わき腹を殴り足を伸ばして脱出。2ラウンドでTKO勝ちを収めた。


試合後、HIROKO選手は「超嬉しいです。KO勝ちは初めて」と満足げな表情を見せていた。

なお、DEEPの佐伯繁代表は「次の大会のメインはHIROKOだね」と絶賛、尾薗勇一代表も「次のメインにはHIROKO選手を考えています」と、第3回大会のメイン候補とした。

その次回大会は、5月16日(土)新宿FACEで予定している(試合時間は未定)。

で、次回大会前に「ジュエルス」関係のサイン会をやりたいと思っている。

選手希望のリクエストがあったら、コメント欄でもいいし、電話またはメールでも可能なのでよろしく。
締めは喜びの表情のHIROKO選手。


電話またはWEBからの予約が可能:チケット&トラベルT-1ホームページ・TEL:03-5275-2778

「女子総合格闘技ジュエルス 2nd Ring」
2009年2月4日(水)東京・新宿FACE

               試合結果

<第7試合 メインイベント JEWELS公式ルール -58kg契約 5分2R>
○石岡沙織(空手道禅道会小金井道場) vs ×小林華子(伊藤道場) 1R 2:20 TKO ※3ノックダウン

<第6試合 JEWELS公式ルール 無差別契約 5分2R>
○HIROKO(B CREW) vs ×武田美智子(空手道禅道会広島支部) 2R 3:25 TKO ※レフリーストップ(スタンドの打撃)

<第5試合 JEWELS公式ルール -48kg契約 5分2R>
×瀧本美咲(空手道禅道会横浜支部) vs ○玉田育子(AACC) 2R 判定 0-3

<第4試合 JEWELS公式ルール 無差別契約 5分2R>
○超弁慶(ガムランナック) vs ×及川千尋(格闘探偵団バトラーツ) 2R 2:30 腕ひしぎ十字固め

<第3試合 JEWELS公式ルール -52kg契約 5分2R>
○吉田正子(アゲ☆アゲ♂) vs ×小澤深岬(空手道禅道会松本支部) 1R 0:56 TKO ※ドクターストップ(原因不明の体液が出てきた為)

<第2試合 JEWELS公式ルール -60kg契約 5分2R>
○杉山しずか(空手道禅道会横浜支部) vs ×SHIHO(アゲ☆アゲ♂) 1R 2:54 TKO ※3ノックダウン

<第1試合 JEWELS公式ルール -60kg契約 5分2R>
×HARUMI(アゲ☆アゲ♂) vs ○富田里奈(AACC) 2R 0:22 腕ひしぎ十字固め

<オープニングファイト第2試合 JEWELSアマチュアルール -48kg契約 5分1R>
○MIYOKO(GRABAKA柔術クラブ) vs ×亀田聡子(P’sLAB横浜) フロントチョーク

<オープニングファイト第1試合 JEWELSグラップリングルール -55kg契約 4分1R>
×大矢裕子(DEEP OFFICIAL GYM IMPACT) vs ○湯浅麗歌子(ポゴナクラブジム) 判定 0-3

「紙の爆弾」最新号が入荷した!
11回目の二見コラムは、引き続き新人レスラーの事故死について取り上げた。

それと昨日の「ジュエルス」で、マスコミ関係者から「リアルバトルトーク」のゲラチェックの件について質問が殺到した。
逆に話題になった(笑)。

で、嬉しいニュース。
某格闘技媒体でオレのインタビュー掲載の確約をもらった。
スケジュールはこちらの都合に合わせてくれるとのことなので、新しい格闘技ネタを沢山仕込んでからやろうかと。
まぁ春頃には。

最後に、昨日藪下めぐみ選手と密談した。
面白い話が聞けた。

ここでお知らせ。
藪下選手からの“マル秘伝言”を、2008年11月20日に開催した二見&藪下選手のトークに参加した方のみ、教える。
来店または電話をいただければ。

参加していない方には教えない。
但し、参加者の中で一人だけ例外がいて、この人には教えるつもりはない。
参加した方なら誰だか分かるよな(笑)。

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