ベニーユキーデ興行で篠原光圧勝!T-1二見社長登場 06・9・23

06・9・23 ベニーユキーデプロデュース『武頼漢』大会レポート。

(と言っても、自分は篠原選手の以外の論評を書く資格はないので、篠原光vsジェラシーMAX戦のレポートになる)
今大会は格闘技の大会です。
よって格闘技関係のマスコミは参集したが、プロレス関係はあまり来ていません。

それでもモバイルゴングとKamipro Handは、取材に来ました。
細かい詳細はそちらをご覧下さい。
但し、モバゴンはあくまでプロレス関連が中心のサイトです。
より濃い内容は、1試合ずつ短評が掲載しているHandがいいと思います。

その前に恒例の、本日発売、週刊ゴングNo.1145 P54にT-1関連掲載情報
T-1で初の堀田劇場!!終結宣言もどうなるか!?

さてなんといっても、梶原一騎氏の劇画『四角いジャングル』で人気を博した伝説のキックボクサー、あのベニー・ユキーデ氏自らがプロデュースする格闘技イベントが日本初進出した。

来賓として新極真会館長・緑健児氏、士道館館長・添野義二氏、真樹道場館長・真樹日佐夫氏といった格闘技界の重鎮の他、桜木裕司選手、渡辺優一氏、サトルヴァシコバ選手、早千予選手のセコンドとして市井舞選手が会場を訪れた。

 キックボクシングや空手マッチや空手演武などが披露される中、注目の第5試合、篠原光選手降臨。
対戦相手の凶暴覆面マネージャー、ジェラシーMAX選手はこの試合が総合格闘技に初挑戦。
ターザン後藤選手を始めとするその一派を引き連れ入場し、得意技の火炎攻撃ばりに花道では缶ビールを頭にガンガン叩きつけイッキ飲み、その後は客席にぶちまけリングイン。

リングサイドの緑館長も明らかに被弾しているが、そんな恐れ多いこともお構いなしなほど気合い十分。
SMチックないつもの黒い仮面も着用したまま戦いに臨んだ。

 対する篠原光選手は予告通りT-1二見社長と、チーム南部の総帥・電撃ネットワークの南部虎弾氏を帯同して入場。
さらに、総合格闘技で活躍した“大和魂”エンセン井上氏、アームレスリング世界チャンピオンの山田よう子選手もセコンドに付き、業界の異端児が揃い踏みして、ジェラシーMAXサイドを圧倒した。
 
左から二見、山田選手、エンセン氏、南部氏
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ゴング直前、ターザン後藤は自らの頬を突きだしジェラシーMAXに何度もビンタさせ闘争本能を呼び起こし、いざ決戦へ!
 ゴングと同時にジェラシーは跳び蹴りで猛突進。篠原に組み付くと背中に無数のエルボーを振り落とす。
篠原は冷静に対処しテイクダウンするが、ジェラシーは強引にひっくり返し上からパウンドの連打。
しかし篠原は慌てず下から三角絞めへ。
 【提供/Kamipro Hand】
20060927-00.jpg

 これが極まらないと見るや腕十字にスイッチ。
足をばたつかせ必死に耐えたジェラシーだったが、篠原がガッチリと腕を伸ばすとジェラシーはやむなくタップ。
セコンドのターザン後藤らが「タップしたのかよ!」とレフェリーに抗議する場面もあったが、あっさり負けを認めリングを後にした。
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【提供/Kamipro Hand】

久々の勝利となった篠原選手は南部さんとラウンドガールとともに電撃ダンスを踊り勝利をアピールした!

女子総合ルール 5分2ラウンド
○ 篠原光(1R 54秒腕ひしぎ逆十字固め)×ジェラシーMAX

       ≪篠原選手の試合を振り返って≫
篠原選手の完勝でした。
10Kg近く重たいジェラシー選手の突進を冷静に対処し、フタ・ミタイムの2分3秒より早い決着となりました。

やはりきちんと総合の対応ができないと、プロレスラーが格闘家に勝つのは難しい。
今回の結果はそれが立証されたに過ぎない。

そうは言っても勝ちは勝ち。“ガチ”の試合では久々の勝利に篠原選手もホットしただろう。
篠原選手に関しては、練習を真面目にやれば、この子は強い。
持って生まれたハートの強さに、恵まれた身体。

あとは何でもありの総合の方がキックより実力を発揮する。
だいぶエンセンさんにしごかれたみたいだが…。

これからも新田(明臣・WKA世界ムエタイウエルター級王者・今回はブラジル遠征とぶつかったため来れませんでした)さんのところで精進してほしい。

この篠原光さんとは、思えば最初は賛否両論はあったが8月26日のT-1興行に初参戦した。
対照的に自称“リアルプロレスラー”と名乗っていながら、大向美智子は参戦しなかった。
あの大会で紛れもなく評価が上がったのは、篠原であり、価値を落としたのは大向であった。
その後、大向は自身が代表を務めているM’s Styleの解散を発表。
篠原選手は格闘技戦で久々の勝利。
私は篠原選手が縁で前川久美子戦を提供していただけるリングが見つかった。
すべて歯車がうまく噛み合っている。

これは過去のT-1興行における“偶然のガチ産物”と一緒ではないか。
予定調和ではない、いまを必死に生きる事によって何かを感じてくれる人物はいる。
見せかけの感情論では、世間は動いてくれない。篠原、大向の両名の流れを見て、神様はいると思った。

はっきり言って、篠原vs大向の一連の騒動はもう勝負あった!
しかし、二見vs大向は終わらない!こ
れから仕掛ける! 

         ≪大会プロデューサー・ベニーユキーデ氏のコメント≫
「マジットの実力はこんなモンじゃないし、まだまだ続く選手はいる。今日は大きな第1歩。次は来年の1月に予定している。会場は小さかったがエネルギーは大きかった。そのエネルギーに合わせて会場を大きくし、その時私は再び日本に帰ってくるつもりだ」
と日本のファンに約束した。次回大会も楽しみです。

 左から二見、篠原選手、エンセン氏
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           ≪あとがき≫
今回の武頼漢は個性あるメンバーが集まった。
山田よう子さんは、第5回のT-1に篠原選手の応援で観戦している。

それから、早千予選手が所属する白龍ジムの会長である羽田真弘さんは凄かった。
とても42才には見えない動きで、終止対戦相手を圧倒して見事判定勝ちした。
試合後紹介していただき、羽田会長曰く、門下生が前川と2回格闘技戦で戦っており、戦績も1勝1敗。「決着戦でうちの門下生として前川とどうだ!(笑)」と提案していただいたが。

なんでも、前川は昼興行で新木場に来ていて、色んな方に「なんで昼に乱入しなかったの?」と言われて…。
この調子で機運を高めないと。
この白龍ジムには、市井選手が女子プロデビュー前から練習していたそうで、この子は中島安里紗選手とは違う感じの天然だ。
接点がなかったので全然知らなかったけど、こんな面白い子とは…!?

今大会をざっくと説明すると、開始時間は1時間近く遅れて、進行もバタバタ。
それでもお客さんは温かく見守っていた。
それはあのベニーユキーデ氏に泥を塗ってはいけないと、関係者及び選手の熱意が伝わったからではないかと思う。

確かにその筋の方も多く、どろくささも否めないが、またそれがひねくれものの自分にとっては、居心地がいい空間であった。
まぁ初期のFMWやWARみたいな感じで、今後どう独自の世界観を作れるか?注目したい。

最後に、プロデューサー兼第1試合に選手として参戦した長瀬さん。
進行の不都合もありましたが、大会経験者としてあれは責められない。
お疲れでモニカ。

       参考記事
Kamipro Hand:ベニーユキーデプロデュース『武頼漢』試合結果&短評!
モバイルゴング:ジェラシーMAXが総合格闘技戦で惨敗!ベニーユキーデ興行『武頼漢』

T-1GPHP http://www.t-1.jp/gp/index.html

チケット&トラベルT-1HP http://www.t-1.jp/tk/
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コメント

Re:ベニーユキーデ興行で篠原光圧勝!

次のアクションは?
いい意味でまた裏切ってください。

Re:ベニーユキーデ興行で篠原光圧勝!

二見さん元気でっか?
甲子園は盛り上がってまっせ!
気分を変えて神宮で会いましょう☆

Re:ベニーユキーデ興行で篠原光圧勝!

ハリケーンさん
らしく生きていきます!
赤い彗星さん
9.24の阪神vs巨人は行きましたよ!
昨日の負けでね~

Re:ベニーユキーデ興行で篠原光圧勝!

復活宣言して…。ご無沙汰してます。
これからガンガン書き込みます!

Re:ベニーユキーデ興行で篠原光圧勝!

ダブルトンパチさん
よろしくお願いします!

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