極上の“T-1二見激情”見参
RIZIN、MMA、キック、格闘家、プロレスラーを23式で斬る
二見社長「T-1グランプリの主旨に相応しいカード」ファン投票1位、最初で最後の日向あずみ対西尾美香 エース同士のシングルマッチを第三者のリングでやることはないが、実現できたのは財産
千葉ロッテマリーンズ BLACK SUMMERユニホーム、フラッグ&ブランケット、2023オフィシャルカレンダー パパ活をやっている女子格闘家の実態を暴きたいのでマスコミは取材を

冒頭の画像は、「T-1グランプリ」ファン投票第1位を獲得した日向あずみ対西尾美香戦。
試合後、健闘を称え合った。
2005年8月23日「女子プロレスオールスター戦 T-1グランプリ~闘い~天下~ときめき~」後楽園ホール大会特集。
前回の第四弾は、アメージング・コング対山縣優を更新した。
二見社長「トラブルメーカーナンバーワン」1年5ヶ月ぶり女子プロレスのリングに挑んだ山縣優がT-1グランプリのMVP 決死の覚悟でバルコニーダイブ、それを受け止めるアメージング・コングの凄さ
今回はダブルメインイベント 日向あずみ vs 西尾美香を更新。
全選手入場式での日向あずみと西尾美香を1枚ずつ。
日向対西尾を9枚、日向対西尾戦を掲載したレジャーニュースを1枚、「T-1グランプリ」関連の画像を12枚アップ。
いつもはDVDのパッケージに使用した写真を何枚アップしていたが、今回更新した日向対西尾の画像は、DVDのパッケージに使用した写真は一つもないので、11枚とも未公開試合画像。
よって全て初公開。
写真マニアから見れば貴重写真をアップする。
西尾入場。

(C)T-1は全て画像の無断転載禁止。
2005年8月23日(火)
T-1創立10周年記念興行 女子プロレスオールスター戦 T-1グランプリ~闘い~天下~ときめき~
東京・後楽園ホール
ダブルメインイベント T-1GPファン投票第1位 時間無制限1本勝負
日向あずみ(JWP女子プロレス) vs 西尾美香(メジャー女子プロレスAtoZ)
○日向あずみ(13分41秒 片エビ固め)×西尾美香
※みちのくドライバーⅡ
日向はJWP無差別級のベルトを掲げて入場。

ファン投票第1位を獲得した日向あずみ vs 西尾美香。
二見社長が「T-1グランプリのコンセプトに相応しいカード」と認め、ファン投票で1位に選ばれた。
これにより、ほとんど交流がなかった「JWP女子プロレス」対「メジャー女子プロレスAtoZ」のトップ同士によるファン待望の対決が実現した。
早くから日向、西尾、両選手の参戦を発表していた。
2005年2月3日、記者会見での二見、日向のコメントを一部抜粋(会見には二見、日向のほかに田村欣子が出席)。
二見
JWP認定無差別級チャンピオン日向選手、 TWF世界シングルチャンピオン田村選手。
両チャンピオンが舵取り。
心技体の三つが高いレベルで備わっていながら、正当な評価を受けるチャンスがなかった。
プロ野球に例えるとパ・リーグ対セ・リーグの対抗戦にしたい。
中々アピールする機会がなかったが、チャンスを与えるがT-1グランプリ。
プロ野球のオールスター戦的な試合でなく、それを超えた日本シリーズのような闘いを目指す。
日向
いろんな団体が出る中、JWPをアピールするチャンス。
少しでも女子プロレスが盛り上がればいいなと思って、自分を指名してくれて凄い嬉しく思います。
出来る限りのことを頑張ってやっていきたい。
画像は入場式の日向。

2005年5月3日「メジャー女子プロレスAtoZ」後楽園ホール大会で、西尾美香の参戦を発表。
二見、西尾のコメントを一部抜粋(囲み取材には、二見、西尾のほかにロッシー小川が出席)。
小川
メジャー女子プロレスAtoZ代表して、西尾美香がT-1グランプリの出場を希望し、先日直談判しました。
二見社長から回答があるということなのでお願いします。
二見
日向選手、田村選手はパ・リーグのエース。
セ・リーグは何処なのかと言えば、メージャーと名乗っているAtoZ。
その代表に相応しい選手は、西尾選手。
最高の対戦相手を用意したい。
西尾
セ・リーグとかの話しを初めて知ってビックリしてますが、決まったからには頑張ります。
2005年8月23日 T-1創立10周年記念興行 女子プロレスオールスター戦 T-1グランプリ~闘い~天下~ときめき~ DVD
画像は入場式の西尾(後ろに二見)。

2005年8月3日、「T-1グランプリ前夜祭」を渋谷ロックウエストで開催。
ゲストは日向あずみ、西尾美香、吉田万里子、ザ・ブラディー、木村響子、竹迫望美、二見社長。
司会はレディースゴングの泉井弘之介編集長。
同イベントで、ファン投票の結果を発表。
ゲストのコメントを一部抜粋する。
泉井
ファン投票1位は日向対西尾。
二見社長、このカードは決定でいいですか?
二見
公約通りです。
木村対華名と並ぶ、実現したいカードのひとつ。
温度差がない自信があった。
キャリアのある選手にこれから背負って行く選手が挑む。
これを軸にしたかった。
西尾選手はよく雑誌に出ているが、日向選手も注目される大会で生き様を見せてほしい。
日向対西尾はシングル初対決。
「ダイアモンド・ジャパン」主催興行で、1度だけ6人タッグで対決していた。
西尾
凄いですね、投票して頂いて。
ダイアモンドの時も接触する機会もないまま試合が終わったので、今回凄く楽しみです。
元々興味がありました。
日向
1回しか当たったことがないので、どんな試合になるか楽しみです。
よく雑誌に出てたり、AtoZでエースとして頑張っていたので、凄い興味あります。
日向対西尾についてゲスト選手のコメント(この時ブラディーは壇上に登場していなかったので、ブラディーのみコメントなし)。
竹迫
見てみたいです。
ビジュアル対決。
吉田
これぞ女子プロレス。
女子プロレスならではの闘いになりそう。
女子だけが揃っている大会なので、それに相応しい試合を期待しています。
木村
美しい対決ですが、日向選手の方が美しいです。
日向選手は鬼のように強いです。
西尾選手、覚悟した方がいいです。
ファン投票について
二見
日向対西尾は何度やってもいい。
どっちが勝つにしろ、日向対西尾、木村対華名、他のカードすべて言えるが、また観たいと思えればいい。
そうすればその先が見える。
ファンが判断してくれれば。
木村
色んなファンが集まる興行には、出るのが自分の名前を売るのにてっとり早い。
色んな団体の選手が集まる大会には、いなきゃ気がすまないくらいなので、嬉しい。
吉田
お客さんの意見を聞いてやるのは、色々と各団体考えていても、いざやるとなると中々難しい。
T-1さんがやって頂けるのはいいことですし、お客さんのニーズに応えるのは素晴らしいことだと思います。
今後も出てほしいというのであれば協力します。
日向
ファン投票とかやってほしいカードは、JWPでもやりたいカードもあるのであんまりそういう興行があるとウチも困るな(笑)、というのがあるんですけど、話しをいただいて参戦してほしいと、来た時は素直に嬉しかったです。
ブラディー
団体の方もフリー選手も自分の名前を売るには凄いチャンス。
ファン投票もいいと思います。
私的には賛成です。
T-1グランプリは出たかったです(笑)。
西尾
ファン投票は画期的でいいと思います。
その中でも出てない団体、選手もいるので、本当の意味でのオールスターで出来たらもっと良かったなと、自分の中ではありますが、その中にエントリーされて、1位に日向さんとの試合が見たいという票があったのは嬉しかったです。
AtoZでは、そういうチャンスがなかったのでいい機会だと思っています。
竹迫
ファン投票については凄くいいことだと思いました。
色んな人にIWAの女子は一人しか居ないから自動的に竹迫に話しが行ったと。
そういう悔しい部分があるので、今回は自分をアピールできるから嬉しいです。
泉井
もしWWWA戦をやるとしたらメインはどっちになるのか。
1位なのか、WWWAなのかと考えられますね。
二見
個人的な意見では日向対西尾をメイン。
ところがそういうことも出来ない事情があって、そろそろキレれようかなと。
泉井
遂にブチキレ宣言ですか。
二見
いい加減にしろよ!と。
自分の一存だけでは決められない。
日向対西尾が1位で、それをメインで実現するためにT-1グランプリを開催といっても過言ではない。
ファン投票1位がメインでないのは可笑しいと思うが、発表できない事情があって。
最後にファンに一言。
西尾
1位に選んで頂いたので、試合順とか関係なくいい意味で皆さんの期待を裏切りたいと思います。
日向
1位に選んでもらったので、期待以上の試合ができるようになればいいなと思います。
二見
女子プロ界復興を目指し、閉塞状態の中協力していただいて素直に感謝の気持ちで一杯です。
選手の気持ち、気概を感じ、全面的にサポートしたい。
以上。
こちらの写真、二見が写っているの分かる?

日向あずみ vs 西尾美香戦は、「T-1グランプリ」の主旨に相応しいカードとしてファン投票1位に選ばれた。
メインイベントで行うつもりで強行の予定も、政治的な圧力に屈して大会当日に変更。
第1試合の予定だった金網デスマッチ 堀田祐美子対前川久美子をメインイベントに、日向対西尾はダブルメインという扱いにしたが、事実上のセミファイナルにとどまった。
日向対西尾戦のみ、味方冬樹リングアナが、リングに上がってコールを行ったのは、それだけこの試合を評価していたから。
あと圧力をしてきた連中への無言の抗議みたいな感じか。
JWP無差別級王者の日向を、「実力のパ・リーグのエース」とその実力を高く評価。
対する西尾には、「セ・リーグの4番バッターとしてダイナミックなプロレスを魅せてほしい」と、双方にエールを送った二見。
二見とファンの期待を受けて一進一退の攻防を繰り広げるかと思っていたが、あまりスイングしなかった。
画像は、日向の吊り天井固め、ロメロ・スペシャル。
キレイに決まった。

また、この試合の前に行われた、アメージング・コング対山縣優戦での山縣のバルコニーダイブに食われ、インパクトを残すことができないまま試合が終わってしまった。
さらに、ダブルメインイベント終了後、前川久美子対二見による前代未聞の金網越しガチ口論が勃発。
週刊ゴング、週刊プロレス、各スポーツ紙とも、マスコミの扱いは小さかった。
但し、その中でもレジャーニュースだけは、日向対西尾戦を大きく取り上げた。
見出し
8・23「T-1グランプリ」ファン投票1位期待に応えた
ベストバウトだ
2005女子プロマット 暗闇の一筋の光明

試合後、マイクを握った日向は、
「ファン投票1位に選んで頂き、ありがとうございました。西尾、またいつでも試合しよう」
と健闘を称えた。
ここまでは良かった。
ところが、そのあと日向は「9月18日にJWP女子プロレス後楽園ホール大会があります」と、宣伝のマイクアピールをしてしまった。
週刊ゴングは「日向のPRは蛇足だった」と批判。
何故蛇足だったのか?
第4試合に出場したT-2マスクが、試合後に対戦相手のファング鈴木に米山香織だと正体をバラされ、マスクを取った際、9月18日のJWP女子プロレスの宣伝マイクを行っているからだ。
米山が一度告知しているんだから、日向が再び同じ宣伝マイクをする必要などなかった。
画像の西尾、いい表情をしている。

今だから書けるが、日向に対しては試合内容よりも、蛇足なマイクアピールが一番がっかりした。
観戦したお客さんの意見でも、前川久美子の泣き言マイクアピールの次に、日向のPRマイクに関して違和感を覚える人が多く、不評だった。
日向への期待値が高かっただけに、その反動と言っていいかもしれない。
元々女子プロレスラーはどの大会でも、「次回大会あります」「売店でチケットを売ってます」とマイクで告知ばかりしていた。
試合内容で観に行きたいと思わせることが重要なのに、マイクばかりに頼っている印象があった。
そこを変えて行きたいと思っていたが、自分の力不足もあり、変えることはできなかった。
画像は、日向のトップロープからのスパイダージャーマン。

2005年の女子プロレス界は、業界の老舗団体がの「全日本女子プロレス(全女)」と「ガイアジャパン」が無くなり、「T-1グランプリ」の直前の8月17日に全女の松永国松社長が自殺。
「T-1グランプリ」は最悪の状況で開催された。
そんな暗黒時代の最中、日向あずみ vs 西尾美香というファン待望のカードを実現できたのは、自分の財産となっている。
ファンは簡単に実現したと思う方もいるかもしれないが、カードが決定するまで一番ハードルが高かった。
だからこそ、プロモーター二見としては最大の功績ではないか、と言える。
T-1グランプリで日向あずみ vs 西尾美香戦を実現できたことがプロモーター二見としての最大の功績!?
団体でやりたいシングルマッチを、第三者のリングでやることはまずない。
実際、他でもオールスター戦は行われているが、タッグマッチ、6人タッグばかりで、エース同士のシングルマッチは行われたことはない。
でも「T-1グランプリ」では実現できた。
それと、日向と西尾を組んで良かったと思う点が二つある。
「T-1グランプリ」の約8ヶ月後、2006年4月30日「OZアカデミー」で、西尾は豊田真奈美の場外プランチャーを受けて、第12胸椎と第1腰椎を脱臼骨折。
以降、選手として復帰できなかった(マネージャーとして活動)。
つまり、最初で最後の日向対西尾戦で、しかも「T-1グランプリ」で組まなければ、実現しないまま終わった可能性が高かった。
これが一つ目。
二つ目は、2016年3月30日、「OZアカデミー」後楽園ホール大会で、西尾美香は引退。
引退セレモニーで西尾の代表的な試合に、「T-1グランプリ」での日向対西尾戦を挙げたと聞いて、苦労してこのカードを組んだ甲斐があったな、と。
一番苦労したカードが、日向対西尾戦だった。
西尾の後ろ回し蹴りが、日向の顔面にクリーンヒット。

西尾とは何度か一緒に仕事をした。
「T-1グランプリ」以外では、「チケット&トラベルT-1」でサイン会2回、「T-1グランプリ前夜祭」のイベント、某専門誌で日向戦に向けて元女子プロレスラーとの対談のインタビューが企画され、この企画に同行している。
話しは逸れるが、某専門誌に掲載予定だった西尾とOBの対談は、元女子プロレスラーの身勝手な理由で掲載ができなくなってしまった。
それを受けて、二見の単独インタビューに差し替えた。
これに関しては、西尾に迷惑をかけてしまった。
話すタイミングがなかったので、次回のトークライブ開催の際に、元女子プロレスラーを断罪したい。
話しを西尾に戻すが、そういう訳で西尾とは何度か一緒に仕事をして、これも今だから書ける話になるが、西尾は相当な変わり者だった。
話が噛み合わず、「何なんだ、こいつは?」と思っていた。
そう感じていたからこそ、まさか引退セレモニーで「T-1グランプリ」を紹介するとは夢にも思っていなかった。
華名の引退セレモニー(一度目の引退)でも、「T-1グランプリ」での対木村響子戦について紹介されたが、あの時の華名は、それほど試合数をこなしていたわけではなかったのと、「T-1グランプリ」の約半年後に引退したので、紹介したのはある意味当然かな、と。
西尾の場合は、「T-1グランプリ」から10年以上経っていたので、この試合について忘れているのか、と思っていた。
西尾のキャッチコピーは、「ザ・ファイナリスト」
不器用な選手だった。
新世代のトップランナーとして西尾を高く評価していた、それは今でも変わらない。
試合は13分41秒、みちのくドライバーⅡからの片エビ固めで日向の勝利。
日向戦後、バックステージでのインタビューで西尾は、
「会社(メジャー女子プロレスAtoZ)がゴタゴタしている最中に、日向選手と闘えたことを神様に感謝したい」とコメント。
その模様は、DVDに収録されている。
このシーンは(下の写真のこと)、ホント絵になっている。

「メジャー女子プロレスAtoZ」は2006年5月3日で解散。
日向あずみは2009年12月27日で引退。
西尾美香は既述した通り、2016年3月30日で引退。
次回は、ダブルメインイベント 堀田祐美子対前川久美子戦を取り上げる予定(更新は次の次になると思う)。
二見社長 ツイキャス
二見社長 インスタグラム futami19950823
恒例の雑談コーナー。
10年近く、女子総合格闘技の単独興行は、「DEEP JEWELS」のみ。
度々取り上げている北見輝美こと佐伯輝美が「DEEP JEWELS」に携わってから約7年、競合がないのをいいことをやりたい放題やってきた。
輝美のやり方についていけないジム、格闘家は、これから増えていくだろうと思っていたところ、5月21日(日)プロフェッショナル修斗が、約17年ぶり女子のみの公式戦をニューピアホールで開催。
「COLORS(カラーズ)」を旗揚げする。
最高戦略責任者(以下・CSO)には、フジメグこと藤井惠が就任。
画像は、同大会のポスター。

チケット&トラベルT-1ホームページ(東京・水道橋):03-5275-2778
チケット&トラベルT-1ツイッター
二見社長ツイッター
4月30日の「パンクラス」で、女子の試合が4つも組まれた。
女子格闘技界の流れが変わっていきそうと思いきや、藤井CSOは、「COLORS」が開催まで10日と迫っているのに、発表済みのカードが全カードなのか、追加発表はあるのか、など全く発信していない。
インフィニティリーグに7月から参戦するXも、直ぐに発表すると示唆しておきながら、こちらも未だ発表なし(呆)。
COLORSの対戦カードを見ても、正直言って客を呼べるカードが一つもない。
「DEEP JEWELS」の輝美女帝が契約で囲っているから仕方がないにせよ、旗揚げ前からこれでは継続するのは難しいのではないか?
藤井CSOは、選手として実績があっても興行に関しては素人同然。
この感じでは輝美女帝の高笑いが続くことになる。
画像は、「COLORS」中村未来 vs 川西茉夕戦のビジュアル。

輝美は輝美で、多くの問題を抱えている。
DEEP JEWELS(事実上、佐伯輝美)とマネージメント契約または専属契約を結ぶと、縛りが厳しいのは業界内では有名だが、意外と話題にならない。
K-1ほど厳しくはないが、国内のMMA団体では一番厳しいのではないか?
修斗ばかり批判されるが、JEWELSのやり方こそ、批判されるべきだと思うが。
輝美のお気に入りや有力選手の大半は契約で縛っているのと、例え契約をしていない選手でも修斗やパンクラスに行かせないよう圧力を掛けてきたので、フジメグのカラーズは継続で大会を開催するとなると、人集めに苦戦すると予告したが、その通りになった。
当面の間は、輝美が嫌った選手達とAACCの協力の下でやっていくだろう。
結局のところ、DEEPはRIZIN以上に契約の縛りが厳しいため、選手を囲っていられるのと、佐伯繁代表とRIZINの後ろ盾もあり、女帝は好き放題できただけの話。
女帝の手腕が凄いからとか、そういうのは全然ない。
それよりもパワハラで辞めた人が星の数ほどいるので、こっちのほうが大問題だ。
繰り返しになるが、契約中なら仕方がないが、契約していない選手にまで修斗やパンクラスに出させないようにしたり、許可しなかったという話をあちこちで聞く。
勿論、輝美にも言い分はあるし、修斗やパンクラスも問題あるだろう。
とは言え、格闘家のことを考えず、私利私欲のために、独占したのはパワハラではないのかってことだ。
人間だから当然合う、合わないというのはある。
しかしながら、現役選手として活躍できる期間は限られる。
合わなかったり、チャンスがもらえないのであれば、他に行ってもいいと思うが、それを契約外の選手にまでストップをかけた。
どんだけ強欲なのかって話だ。
もっとも、フジメグや修斗サイドが正しいとは全く思わない。
寧ろ、輝美が言っていることも一理あるとは思ったのは確か。
口だけでリスクを背負わないジム。
出しゃばる両親。
筋の通らない格闘家。
運営サイドの気持ちは理解できる。
ただ輝美の場合、独占欲が強すぎる上に、人を小ばかにする言動が多すぎた。
いずれ、自滅すると見ている。
画像は、5・21(日)「DDTプロレスリング」後楽園ホール大会のポスター。

二見社長フェイスブック
T-1激情&チケット
二見社長「トラブルメーカーナンバーワン」1年5ヶ月ぶり女子プロレスのリングに挑んだ山縣優がT-1グランプリのMVP 決死の覚悟でバルコニーダイブ、それを受け止めるアメージング・コングの凄さ
千葉ロッテマリーンズ 指定席引換券ゴールド会員用、スプリングチケット 2023年より引換券の上限枚数を導入 窓口発売日からZOZOマリンスタジアムで引換え フィールドウイング・シート、内野指定席S

冒頭の画像は、「T-1グランプリ」MVPの山縣優。
決死の覚悟でバルコニーダイブを敢行、山縣が吠える!
2005年8月23日「女子プロレスオールスター戦 T-1グランプリ~闘い~天下~ときめき~」後楽園ホール大会特集。
前回の第三弾は、前村早紀対浜田文子、T-1マスク、T-2マスク対ザ・ブラディー、ファング鈴木を更新した。
二見、不参加のNEO甲田に怒り T-1GPの救世主、前WWWA王者電撃参戦 ベストバウトの前村早紀対浜田文子 衝撃デビュー&ファイナルカウントダウン T-1マスク、T-2マスク対ザ・ブラディー、ファング鈴木
姐御こと山縣、絵になる写真だ。

第四弾から1試合ずつ取り上げる。
今回は第5試合 アメージング・コング vs 山縣優を更新。
全選手入場式でのアメージング・コングと山縣優を1枚ずつ、アメコン対山縣を10枚、「T-1グランプリ」関連の画像を12枚アップ。
12枚中、DVDのパッケージに使用した写真は2枚、残り10枚は未公開試合画像。
よって初公開。
写真マニアから見れば貴重写真をアップする。
(C)T-1は全て画像の無断転載禁止。
姐御とアメコンの睨み合い。

2005年8月23日(火)
T-1創立10周年記念興行 女子プロレスオールスター戦 T-1グランプリ~闘い~天下~ときめき~
東京・後楽園ホール
第5試合 場外カウントなしの完全決着ルール 時間無制限1本勝負
アメージング・コング(元全日本女子プロレス) vs 山縣優(KAIENTAI DOJO)
○アメージング・コング(10分52秒 スパイラルボム)×山縣優
二見個人は、前回取り上げたように前村早紀対浜田文子戦がベストバウトだと思っているが、アメージング・コング対山縣優戦こそ、ベストバウトだという呼び声が多い。
余談だがファンが選ぶベストバウトは、アメコン対山縣、前川久美子対二見社長の金網越しのガチ口論、真っ二つであった。
語り草となっている両雄の闘い。
全選手入場式で二見社長に「トラブルメーカーナンバーワン」と紹介され、青コーナーを代表して挨拶をした姐御こと山縣。
二見社長「オマエらが居なくても女子プロレスは永遠に不滅なんだ」とシャウト 二見の土下座からスタートした女子プロレスオールスター戦 T-1グランプリ 全16選手入場式、山縣、木村が代表挨拶
入場式での山縣。

山縣が、2004年3月14日「NEO女子プロレス」川崎市体育館大会以来、1年5ヶ月ぶりに女子プロレスのリングに復活するところから始まった。
2002年4月16日、素行不良を理由に「アルシオン」は山縣の解雇を発表。
同年5月25日、「KAIENTAI DOJO」の所属となる(K-DOJOはTAKAみちのくが代表の男子の団体)。
当時、山縣は退団を主張したが、「アルシオン」のロッシー小川社長は解雇と発表したため、山縣が「NEO」の川崎大会で、内部事情を暴露。
その結果、山縣は女子プロレス団体から干される形となっていた。
業界初の第3者が主催した女子プロレスオールスター戦を開催するからには、まず既存の団体では実現できないカードを提供したかった。
それが日向あずみ対西尾美香であり、木村響子対華名であった。
それともう一つ、この選手が出るのか、という意外性だ。
それに一番マッチしたのが山縣優だった。
実力がありながら、女子プロのリングを干されていた。
こういう選手にスポットを当てたい。
そこで、山縣を逆指名した。

2005年6月20日、記者会見での二見のコメントを一部抜粋(会見には前川久美子が出席)。
二見
元全女のHikaru選手、JWPの木村響子選手、AtoZの華名選手、K-DOJOの山縣優選手、以上4選手に対して参戦要請の逆指名。
Hikaru選手は新世代のトップランナー。
1月3日にマイクアピールがあり、その後ケガがなかったら参戦を発表していた。
ネイティブストーリーをこの舞台で見せて、救世主になってほしい。
木村選手はワイルドで異色な存在。
JWPの枠に留まらず、女子プロレス界の中でもインパクトが残せる選手。
華名選手は、試合に対するひたむきさに、現状の女子プロレスラーの中で、数少ない感情移入できる選手。
サブタイトルのときめきに一番マッチし、ニューヒロイン誕生の可能性を秘めている。
山縣選手は、今大会の秘密兵器であり、ラブコールを送れるだけの価値のある、隠しだま的な存在の選手。
彼女こそ、闘い、天下を追求しなければいけない。
ホームリングで、実現できない対戦カードを用意したい。
二見の参戦要請逆指名を受けて、山縣はアメージング・コングを逆指名。
下の画像は、入場式でのアメコン。

2005年7月21日、記者会見での二見のコメントを一部抜粋。
同会見での二見、アメコン、山縣のやり取りを一部抜粋する(会見にはアメコン、山縣、木村響子、華名、前村早紀が出席)。
二見
山縣選手から3名、対戦要望の逆指名があった。
3名の中で、日本女子マット界最後の最強外国人レスラーであるアメージング・コング選手は避けて通れない道だと思い、このカードを組んだ。
今大会の唯一の日米対決。
山縣選手には世界超え、その先の天下を目指してほしい。
アメージング・コング選手に逆指名を伝えたところ、「クラッシュ」。
天下分け目のやるか、やられるか、の闘い。
アメージング・コング選手にはブラックモンスターばりの、スケールの大きい闘いを期待。
スターバックスにいたため、会見に遅れて参加したアメージング・コング(以下・アメコン)。
アメコン
私トップレスラー、皆新人、無理、無理、無理。
president(プレジデント)。
オー社長さんですね(二見と握手)。
二見
プロフェッショナルレスラー アメージングコング。
Speak determine(スピーク ディターミン) T-1GRANDPRIX(T-1グランプリの決意を話して)
アメコン
皆新人!
(前村早紀を小突き)チビ!
(木村響子を小突き)バカ!
(華名を小突き)バカ!
(山縣優を小突き)I don't know Easy money(アイ ドント ノウ イージー マネー)
二見
(アメコンのマネージャーの松永正嗣氏に向かって)
あんまりふざけたことばかりやっていると、ギャラダウンするぞ、と言ってくれ。
アメコン
ギャラダウン?
スターバックス、すいませんでした。
二見
(アメコンvs山縣戦のポスターに指を指して)
プロフェッショナルレスラー山縣、対戦相手。
アメコン
こんなのダメダメ。
山縣
うるさい!
アメコン
Idon’t know
誰?誰?誰ですか?(山縣を小突く、この後睨み合い)。
山縣
English分からない。
何て言ってるの?
アメコン
(英語で一方的に言い放ち、再度山縣の胸を押した)バイバイ!
山縣
舐められたもんですよね、いいですよ!
8月23日のリングに上がる勇気はあるんですか。
ここまで舐められたら自分の名前が汚れますから。
一度試合を観に来てほしい。
8月14日ディファ有明で、KAIENTAIの試合がありますので、特別リングサイドで用意します。
二見さん呼んで下さい。
二見
分かりました、約束します。
山縣
来場しなかったら、参戦拒否辞退しますから。
それでいいですか。
二見
色々と難くせが多いですね。(記者笑)
山縣
トラブルメーカーですから。
言ったもん勝ちですよ。
だって自分の事を知らない訳ですから、じゃディファに来いよ。
それで判断すればいい。
二見社長から日米対決と言われましたが、受けっぷりを見せてあげましょうか。
デカイ人に技掛けられて、ダメージを逃がす技術を持っていますので。
潰せるもんなら潰してみろ!という感じ。
味方冬樹リングアナ
社長、今関係者から正式にアメージング・コングが8・14ディファで山縣を見に行くとコメントしました。
二見
正式に8・14K-DOJOディファ大会、アメコンが来場するということで。
第56代 WWWA世界シングルチャンピオンのアメージング・コング(団体や媒体によってはA・KONGと表記)。
「T-1グランプリ」には、4人の現役&歴代のWWWA世界シングル王者が参戦。
現役が前川久美子、歴代は堀田祐美子、浜田文子、A・KONG。
こうして、両雄の一騎打ちが実現した。

場外で暴れるアメコン。
パイプ椅子攻撃でダメージを受けた山縣のピンチを救ったのは、「KAIENTAI DOJO」のDJニラだった。
アメコンがニラに裏拳、グラサンを奪う。
ダイビングボディプレスを仕掛けるも、寸前でかわす。
アメコンの顔を見て分かるように、鬼の形相だ。

面白かったのは、DJニラを知らないお客さんがかなりいたため、一部の観客から「お客さん、大丈夫?」という声や、お客コールがあったことだ。
アメコンとDJニラの場外乱闘の写真だが、二見が写っているがみんな分かる?
右にいるのが、味方リングアナと二見。

場外乱闘している間、山縣はバルコニーへ。
山縣にとって、女子プロレスのリングは敵地だ。
敵地に挑んだ山縣は、バルコニーから決死の覚悟でダイブを敢行。
覚悟を形で表したのだ。

バルコニーダイブに、観衆は大いに沸いた。
あそこから飛んだ山縣が凄いのは勿論のこと、あのダイブを受け止めるアメージング・コングの受けの凄さを評価したい。
この二人は、オールスター戦の意義を理解していた。
プロとしての誇りや魂のある闘いに、場内は大興奮に包まれた。
試合は、10分52秒 スパイラルボムでアメコンの勝利。

敗れたが、「T-1グランプリ」のMVPは満場一致で山縣優。
試合後のインタビューで、バルコニーダイブについて質問されると姐御は
「狙っていた。出場が決まって何も考えてこない人はバカ」
と発言。
姐御の発言は、DVDに収録しているので、まだ見ていない方は是非お買い求めを。
2005年8月23日 T-1創立10周年記念興行 女子プロレスオールスター戦 T-1グランプリ~闘い~天下~ときめき~ DVD
のち山縣は、年末に発売した週刊ゴング、週刊プロレスの選手名鑑で、2005年プロレス界のベストバウトに「T-1グランプリでの対アメージング・コング戦」と答えた(自身の試合以外を選択することも可能)。
このカードを組んで本当良かったと思う。
週刊ゴングが、前川久美子のマイクさえなければ、アメコン対山縣の余韻で「T-1グランプリ」は成功したのではないか?と掲載。
その意見は一理あると思う。
ただ、あの前川のマイクがなかったら伝説の二見対前川のガチ口論はなかった上、第2回大会以降の開催はなかったので、前川のマイクは必要不可欠だったと言える。
現在、アメコンは引退、山縣は現役レスラーとして活躍中。
次回は、ダブルメインイベント 日向あずみ対西尾美香戦を取り上げる予定。

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恒例の雑談コーナー。
いつものように格闘界隈を斬っていく。
3月3日の記者会見で、4月30日に予定していた「RIZIN LANDMARK5(ラウンドマーク)」国立代々木競技場第一体育館大会は、4月29日に変更となったと発表。
4・30で発表しておいて、4・29に前倒しになったことを受けて、一部のファンが、「4月30日にやるということで、飛行機のチケットや宿泊先を確保したのに、この変更はあり得ない」と運営に怒りのツイート。
それに対して笹原圭一氏は、「申し訳ありません」と書くべきところ、「申し訳けありません」と2回も誤字の状態でツイート。
表向きに謝罪しているように見えて、ホントで舐めているとしか思えない対応だった。
笹原氏とはPRIDE時代から付き合いがあったが、「RIZIN」になってから悪い方に変わってしまった。
そもそも国立代々木競技場第一体育館という大会場で、急に変更なんてできるのかって話だ。
太鼓持ちのジャン斉藤曰く、「大会場は1年前から予約しないと確保できない」とドヤ顔でツイートしていたくせに、日程変更に関してはダンマリ。
その「RIZIN ラウンドマーク」はアウトレット席を追加販売したが、何と通常の席と変わらない値段で販売。
アウトレット席は見切れ席のことだが、プロ野球では見切り席は通常よりも安く販売するので、見切れ席を高く売ること自体、信じられない。
ずっと「RIZIN」の問題点を書いてきたが、結局「RIZIN」に出場したい格闘家だらけなので、問題を起こしても誰も追及しない。
格闘家、関係者は「RIZIN」のお金の出処がどこなのか分かっているのに、追及すると仕事が貰えなくなるのでダンマリ。
おんぶにだっことは、まさにこのことで呆れるばかりだ。
格闘家は、狭い村の中で粋がっているだけ。
とにかく「RIZIN」はこの手の問題が多すぎる。
スポンサーや取引会社に提訴された印象が悪すぎで、今後スポンサー離れが加速するだろう。
昨年の年末に書いた通り、北見輝美こと佐伯輝美女帝のお気に入り石司晃一が4月1日の「RIZIN」大阪大会に初参戦。
実に分かりやすい。
「DEEP」で結果を出したので(王者になった)当然と思うかもしれないが、結果を出しても正当なチャンスをもらっていない格闘家は沢山いる。
強くなるために格闘家になったが、エゴイストに媚を売らないといけないという。
問題は「RIZIN」や輝美女帝だけじゃない。
3月5日「KNOCK OUT」国立代々木競技場第二体育館で、木村〝フィリップ〟ミノルが前日計量で2・4キロもオーバー。
2回目は1・7キロオーバー、3回目も2回目と同じ1・7キロオーバー。
キロ単位のオーバーは話にならないが、そのフィリップが1R32秒、左フックでKO勝ちという、これでは真面目に体重を守っているのがバカみたいじゃないか。
「KNOCK OUT」では、復帰戦となったぱんちゃん璃奈が相変わらず被害者面。
ぱんちゃんの相手の土木は酷いレベル、見る時間が勿体無い大会。
ぱんちゃんは立場を分かってない。
これも甘やかす周りが悪い。
画像は、5・7「全日本プロレス」大田区総合体育館大会のポスター。

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二見、不参加のNEO甲田に怒り T-1GPの救世主、前WWWA王者電撃参戦 ベストバウトの前村早紀対浜田文子 衝撃デビュー&ファイナルカウントダウン T-1マスク、T-2マスク対ザ・ブラディー、ファング鈴木
埼玉西武、オリックス2023キャンプ関係者限定キャップ、ライオンズDVD(特別仕様)&卓上カレンダー、辻監督考案デザインハンカチーフ、山川穂高200本塁打記念、内海哲也2000投球回記念、森友哉ピンバッチ

冒頭の画像は、「T-1グランプリ」の救世主となった浜田文子。
2005年8月23日「女子プロレスオールスター戦 T-1グランプリ~闘い~天下~ときめき~」後楽園ホール大会特集。
前回の第二弾は、木村響子対華名、吉田万里子対竹迫望美を更新した。
予定通り金網デスマッチがオープニングだったら、二見対前川のガチ口論はなかった「女子プロレスオールスター戦 T-1グランプリ」純白の初対決、木村響子対華名 吉田万里子対竹迫望美、「息吹」査定マッチ
第三弾は、第3試合 前村早紀 vs 浜田文子、第4試合 T-1マスク、T-2マスク vs ザ・ブラディー、ファング鈴木を取り上げる。
前村早紀対浜田文子を7枚、T-1マスク、T-2マスク対ザ・ブラディー、ファング鈴木を7枚、記者会見の東スポの記事を1枚、「T-1グランプリ」関連の画像を15枚アップ。
試合の画像の中で、DVDのパッケージに使用した写真が3枚あるが、残り11枚は未公開試合画像。
よって初公開。
写真マニアから見れば貴重写真をアップする。

画像は、第3試合に出場した前村早紀。
無数の紙テープが飛び交う中、リングイン。
前村への紙テープと声援の数は、出場選手の中で一番だった。
(C)T-1は全て画像の無断転載禁止。
2005年8月23日 T-1創立10周年記念興行 女子プロレスオールスター戦 T-1グランプリ~闘い~天下~ときめき~ DVD
2005年8月23日(火)
T-1創立10周年記念興行 女子プロレスオールスター戦 T-1グランプリ~闘い~天下~ときめき~
東京・後楽園ホール
第3試合 T-1GPに救世主降臨 23分1本勝負
前村早紀(元全日本女子プロレス) vs 浜田文子(前WWWA世界シングルチャンピオン)
×前村早紀(15分06秒 片エビ固め)○浜田文子
※APクロス

浜田文子の写真を見て分かるように、これぞヒールレスラーとしての風格だ。
大会の4日前、『NEO女子プロレス』の不参加に伴い、『T-1グランプリ』の目玉の一人であった田村欣子欠場という緊急事態が発生した。
そんな最中、急遽ピンチヒッターとして参戦したのが、第55代、第57代WWWA世界シングル王者の浜田文子だった。
救世主降臨に相応しい闘いを繰り広げた。
対する前村早紀は、「今大会で一番目立つ」と公言。
その言葉に嘘はなかった。
お互いに意地の張り合い。
『全日本女子プロレス(以下・全女)』時代の隠れ名勝負の再現となった。

前村がトップロープから場外にいる文子にプランチャ。
2005年7月21日、記者会見での二見、前村のコメント、8月19日、緊急記者会見での二見、浜田のコメントを一部抜粋する。
二見
1年前の8月23日に前村選手と食事をし、参戦の約束をしていた。
今大会参戦決定選手の中で最年少。
前村選手こそ、全女イズムの最後の継承者。
然るべき最高の対戦相手を用意する。
前村
色んな団体の選手の中で、一番目立てるように頑張りたいです。
1年前から出場のオファーがあり、参戦できて良かったです。
相手は自分の力が出せれば誰でもいいです。
二見
前村選手の対戦相手が難航、浜田選手が買って出てくれた。
浜田選手の魅力は、WWWAのベルトを取った実績に、異色で際立っている点。
全女時代を超える闘いを期待したい。
浜田
T-1さんからオファーがあり、メンバーを見て興味がありました。
前村が相手と聞いて、全女に上がった時の私と今の自分は違うスタイル。
だからこそ興味があるカードだと思い、ぜひ出させて下さいとお願いしました。
もうチャンピオンじゃないので、枠にはまらない試合をしたい。

ドロップキックの相討ち、凄まじい攻防。
二見「全女時代を超える闘いを」、浜田「枠にはまらない試合」、前村「一番目立てるように」。
それぞれ公言したが、期待以上のファイトを繰り広げてくれた。
前村対文子は全女時代に何度か対戦しており、隠れ名勝負と呼ばれていたが、再現どころが再現以上。
自分の中では、『女子プロレスオールスター戦 T-1グランプリ』のベストバウトは前村早紀対浜田文子。
既述した通り、『T-1グランプリ』の4日前に『NEO女子プロレス』不参加と、同団体所属の田村欣子の欠場を発表。
不参加に関しては、今でも『NEO女子プロレス』の甲田哲也社長には強い怒りを覚える。

画像は、「T-1グランプリ」の4日前、2005年8月19日に行われた浜田文子緊急参戦の会見、東京スポーツの記事。
会見での二見のコメントを一部抜粋する。
不参加の理由を挙げると、レディースゴング、紙のプロレスに掲載の二見のインタビューで、特定の団体名を出して「天下を取ってほしい」と発言した点。
二見が前面に出過ぎている。
JDスターやHikaruの芸能事務所が不参加した際、二見の対応が疑問。
これらの謝罪を要求されたが拒否。
さらに、大会当日の挨拶に二見は出ないでほしい、と要求されたがこれも却下。
田村選手には舞台を用意できず申し訳なかった。
まとめきれなかったのは自分の力不足。
許せないのは甲田。
提示したカードをことごとく拒否、代案もない。
甲田はリング上で裸のコントみたいなおちゃらけたことをやっておいて、「リング上で挨拶するな」と言われたくない。
参加団体と出場選手に挨拶をしていいか聞いたところ、皆「二見さんの大会だから挨拶するのが当たり前じゃないですか。T-1グランプリを成功しましょう」と言ってくれた。
いい意味で弾けて爆発してくれれば。

前村のジャーマンスープレックスホールド。
大会の1週間前に全女の松永国松元社長が自殺。
正直、こんなことをやっている場合か?
と甲田に対して思ったが。
甲田への強い怒りが、前川久美子と二見の金網越しによるガチ口論の伏線となったので、結果的にはこれで良かったと思う。
何と言っても急遽電撃参戦となった浜田文子。
本当に良い働きをしてくれた。
1年前に参戦すると約束していた前村早紀。
前村も凄いファイトだった。
もし田村欣子対前村早紀だったら、ここまで白熱とした攻防になっていたのか?
不参加、欠場というネガティブな話題を吹き飛ばし、全てが良い方向に展開した。

文子がパイプ椅子を使ったムーンサルトプレス。
前村対文子、熱戦を制したのはどっちか?
15分06秒、APクロスで浜田文子の勝利。
現在、前村は現役を引退、文子はメキシコのマットで活躍中。
甲田は「NEO女子プロレス」解散後、もうプロレスの仕事はしないと言っておきながら、「東京女子プロレス」の運営に携わっている。
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ザ・ブラディー、ファング鈴木、リングイン。

第4試合 謎のマスクウーマンデビュー戦&ブラディー、ファング、ファイナルカウントダウン 23分1本勝負
T-1マスク、T-2マスク vs ザ・ブラディー(Team OK)、ファング鈴木(Team OK)
○T-1マスク、T-2マスク(12分04秒 タイガースープレックスホールド)×ザ・ブラディー、ファング鈴木
虎のマスクに黄金のコスチュームを身にまとった謎のマスクウーマンが、「T-1グランプリ」で衝撃デビューを果たした。
左がT-2マスク、右がT-1マスク。

T-1マスクは、「T-1グランプリ実行委員会」最高顧問の初代タイガーマスク・佐山聡氏が推薦。
大会前にT-1マスク&T-2マスクは二見の紹介で、藤原敏男ジムにて特訓。
多彩なキックと空中殺法で追い込んだ。
対戦相手のザ・ブラディー&ファング鈴木は、引退前最後の大舞台とあってぶざま試合は出来ない。
ブラディーのニードロップ。

2005年8月3日、「T-1GP前夜祭」での二見、ブラディーのコメント、8月19日、緊急記者会見での二見のコメントを一部抜粋する。
二見
T-1マスクというミステリアスなマスクウーマンが、今大会衝撃デビュー。
当初来場予定でしたが、佐山聡さんに催眠術をかけられここには来ません。
ブラディー選手はヒールをしっかり確立している。
試合の運び、作り方が天性の物を持っているのでセレクトした。
年内に引退すると聞いているので、最後の舞台を用意したかった。
ブラディー
T-1グランプリに出たかったので、凄い光栄だと思います。
自分の名前を売るには凄いチャンス。
ファン投票は賛成です。
少しでも印象に残したい。
二見
前夜祭でT-1マスク対ザ・ブラディーを発表したが、ブラディー選手から「T-2マスクがいるならファング鈴木を連れてくる」とタッグマッチを要求され、その時は断った。
藤原敏男先生の道場で、T-2マスクが練習している姿を見て参戦を決断。
ファング選手、ブラディー選手と引退のカウントダウンが近づいているので、ブラディー、ファングファイナルカウントダウン、スペシャルタッグマッチとして対戦が決定。
これにより、シングルマッチ6試合、タッグマッチ1試合、全7試合が決定した。

T-1マスクのフランケンシュタイナー。
T-1マスク、T-2マスクのマスクの模様は、佐山さんと相談の上、タイガーマスクをモチーフにした。
T-1マスクとT-2マスクが藤原道場で熱心に練習していたのは、今でも覚えている。
ザ・ブラディーはヒールだけど、実に人が良い。
こんな人が良い方が、ヒールのプロレスラーなのか、と思った次第。
ファング鈴木は入場式の際、自分にヒップアタックをしてきたので、もし見逃した方がいるならDVDで確認を。
試合後のマイクでは二見弄り。
かなり面白い人だ。

試合は12分04秒、T-1マスクがタイガースープレックスホールドでザ・ブラディーに勝利。
試合終了後、ファング鈴木が、T-1マスクはコマンド・ボリショイ、T-2マスクは米山香織、と正体をバラすハプニングが…!?
二人は必死に否定したが、正体はバレバレだった。
下の画像がその時の様子。

その後ザ・ブラディーとファング鈴木はリング上で、大晦日の12月31日に引退興行の開催を発表。
当時のプロレス業界では、異例の大晦日興行(新宿FACE)で最後を飾ることになった。
現在は、T-1マスクのボリショイ、ブラディー、ファングは引退、T-2マスクの米山は現役レスラーとして活躍中。
次回は、第5試合 アメージング・コング対山縣優を取り上げる予定。
ブラディーがT-1とT-2の同士討ちを誘う上手さ。

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恒例の雑談コーナーだが、お約束の格闘技界を斬っていくコーナーとなっている。
ご存知のように1月30日から2月12日まで、初の2週間に3度のイベントにプラス本業の仕事もあったこともあり、てんやわんやで格闘技界隈のツイートを見る余裕がホントなかった。
2月16日、中井りんが2月8日付けのツイートで、「日本の女子格闘技全体に責任を持たなければいけない立場にあるのだと想います」と投稿していたのを確認。
一体、何の責任なんだ?
散々誰かを悪者扱いしておいて、謝罪の一つもできないオマエが言うなって話だ。
何度か話題にしている、のんちゃんこと亀仙人。
随分前の話になるが(昨年の11月頃だったと思う)、モヒカン刈りのヤツにセクハラをされた動画と投稿。
視聴してみると、セクハラをしていたヤツは寺田功という元格闘家ではないか。
その後にのんちゃんと連絡を取り、寺田であることを確認。
寺田と言えば、2021年9月26日に緊急事態宣言下、富松恵美、浜崎朱加、アミバ、藤野恵実、ほか女子格闘家13名+佐藤大輔、ほか映像スタッフ数名=15名以上が、高円寺の「豚豚 寺田屋」で飲み会を行ったが、そこの店舗の店主だ。
言ってみれば、いわくつきの人物。
のんちゃんで思い出したが、高田という格闘技オタクが「中井りんとのんちゃんに入れ込んでいる」とツイートした後、何故かMMAアンケートにブロックされた。
聞くところによると、高田とMMAアンケートは同一人物とのこと。
そもそも高田みたいな気持ち悪いオタクのことを書いたことがないのに、ブロックされた。
RIZIN批判しているからだとは思うが、ヘタレ過ぎる。
「RIZIN」と反社のことを批判すると、プロレスはどうなんだ、と反論するバカがいる。
平成の初期までは切っても切れない関係だったかもしれないが、今では反社の関わりのある団体はほとんどない。
榊原信行代表を問題視するのは、バカの一つ覚えかのようにコンプライアンスと言っておいて、いつも口だけという点だ。
この体制ではクリーンは不可能。
これとは別に、朝倉未来の「ブレイキングダウン(BD)」の悪影響を受けて、犯罪を犯してもBDに上がれるからいいや、という流れになっているのにはうんざりする。
大晦日の「RIZIN」で、VIP席50万円と10万円の特典が、1ヶ月以上経ってやっと届いた。
どういうことかというと、本来は入場時にもらうはずだったが、不手際があったのか入場時に渡すことができず、客席に持って行くことになっていた。
ところが、結局客席に持って行かず、郵送での対応に変更となった。
しかし、1ヶ月経っても届かず、ファンが笹原圭一氏に「遅すぎないか」とツイート。
舐めているとしか言いようがない。
いつも後手後手。
その場しのぎで、誠意ある対応をしない。
ここまで酷い業界は中々ない。
「RIZIN」に限らず、格闘技団体の運営は、お客さんと向き合っていない。
格闘家は格闘家で問題があって、SNSや会見で偉そうに言っておいて、権力者にはダンマリを決め込む。
そのくせ、マウント取れそうな相手だと徹底的に叩く。
これほどダサい話はない。
そういう意味では、まさに裸の王様だと言える。
4回連続、2日に1回のペースで更新できた。
3/29(水)悪球打ち野球ブログから始まり、3/31(金)極上の二見激情ブログ、4/2(日)4(火)悪球打ち野球ブログ、4/6(木)極上の二見激情。
3月29日を含めて9日間で5回更新は、この数年では記憶にない回数だ。
ただ流石に2日に1回のペースは打ち止め。
3日に1回のペースに戻す。

画像は、「GLEAT」後楽園大会。
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予定通り金網デスマッチがオープニングだったら、二見対前川のガチ口論はなかった「女子プロレスオールスター戦 T-1グランプリ」純白の初対決、木村響子対華名 吉田万里子対竹迫望美、「息吹」査定マッチ
千葉ロッテマリーンズ 2023シーズンクーポン前半戦、巨人・広島戦用 オンライン予約後、窓口引換え発券手数料220円の改悪 先行販売期間中に予約 価格変動制ではなく価格上昇制か

冒頭の画像は、2005年8月23日「女子プロレスオールスター戦 T-1グランプリ~闘い~天下~ときめき~」後楽園ホール大会での二見。
「女子プロレスオールスター戦 T-1グランプリ」後楽園大会特集。
前回は、二見の土下座からスタートした全16選手の入場式を更新した。
二見社長「オマエらが居なくても女子プロレスは永遠に不滅なんだ」とシャウト 二見の土下座からスタートした女子プロレスオールスター戦 T-1グランプリ 全16選手入場式、山縣、木村が代表挨拶
最初に入場したのは華名。
華名がリングイン。

第二弾は、第1試合 木村響子 vs 華名、第2試合 吉田万里子 vs 竹迫望美を取り上げる。
木村響子対華名を7枚、吉田万里子対竹迫望美を7枚、冒頭を含め「T-1グランプリ」の画像を15枚アップ。
試合の画像の中で、DVDのパッケージに使用した写真が3枚あるが、残り11枚は未公開試合画像。
よって初公開。
こんな感じで、写真マニアから見れば貴重写真をアップする。
画像は、第2試合に出場した竹迫望美(リングイン)。

(C)T-1は全て画像の無断転載禁止。
2005年8月23日(火)
T-1創立10周年記念興行 女子プロレスオールスター戦 T-1グランプリ~闘い~天下~ときめき~
東京・後楽園ホール
2005年8月23日 T-1創立10周年記念興行 女子プロレスオールスター戦 T-1グランプリ~闘い~天下~ときめき~ DVD
木村響子が入場。
木村は客席にバナナを配るパフォーマンス。

第1試合 純白の初対決 23分1本勝負
木村響子(JWP女子プロレス) vs 華名(メジャー女子プロレスAtoZ)
×木村響子(11分37秒 回転エビ固め)○華名
第1回「T-1グランプリ」のオープニングを託されたのは、新世代の木村響子と華名。
当初第1試合は、金網デスマッチ 堀田祐美子 vs 前川久美子が予定されてた。
たが、大会当日メインイベントに変更となったので、木村対華名がオープニングを飾ることになった。
因みに、金網デスマッチの堀田対前川戦がメインに変更となった理由は、2月12日「秘密基地フェス」で言った通り。
より細かい詳細については、次回のトークライブ開催の際に話しをしたい。
画像を見て分かるように、華名の気迫が全面に出た。

木村対華名、両雄の対決は2005年1月8日「NEO女子プロレス」が主催した「LADY GO ~待ってるだけじゃ奇跡は起こらない~」横浜赤レンガ大会で予定されていたが、華名の左手首骨折のため中止に(木村対A・コングに変更)。
当時、木村が所属の「JWP女子プロレス」と、華名が所属の「メジャー女子プロレスAtoZ」は、ほとんど交流がなかった。
自分の中では、木村対華名はどうしても実現したいカードの一つだった。

そこで、「JWP」と「AtoZ」両陣営と交渉。
木村対華名のシングルマッチを双方の団体で行う予定がなかったので、「第三者のT-1のリングならどうか?」と粘り強く交渉。
最終的に「JWP」と「AtoZ」に快諾してもらい、「T-1グランプリ」で実現することになった。
この文章だけ見ると、簡単に実現できたと思われるかもしれないが、交渉期間の長さ、実現に至るまでの経緯など、苦労話は山ほどある。

元々この二人は同世代ということもあり、お互いに意識をしていた。
実際、週刊ゴングでの華名のインタビューで、他団体で闘いたい相手として木村を指名。
木村も華名について語っていたので、ファンの間では待望の対決と呼ばれていた。
この試合は一つの核となるカードだったので、木村対華名の初のシングルマッチを「T-1グランプリ」で実現できたのは大きかった。
「純白の初対決」と銘打たれて行なわれたオープニングマッチは、予想通り白熱とした闘いへと発展。
2005年7月21日、木村対華名のカード発表の記者会見の際、二見、木村、華名のコメントを一部抜粋する。
二見
T-1グランプリを機に木村選手、華名選手を中心とした時代が到来することを願っている。
ベルリンの壁を崩壊し、名勝負数え唄になれるようなファイトを期待。
木村
ファン投票に自分の名前がなく、切実に名前を売らないと思っていた所、二見さんに逆指名という形で出場することになって、初めて観る人にも木村の名前を覚えて帰ってもらえる様なファイトを見せたい。
華名
初めてタッグで対決して、顔面にどんだけやるねんって位蹴られた。
自分は結構そういうの忘れないタイプ。
今回の試合は凄く楽しみ。
木村響子の直下式(垂直落下式)のブレーンバスター。

会見で、「木村、華名を中心とした時代が到来、名勝負数え唄になれるようなファイトを期待」と公言したが、二見が期待した通り、感情むき出しの両者は、ハードに技をぶつけ合った。
オールスター戦に華を添えたことを考えると、この試合がオープニングマッチで良かった。
もし予定通り金網デスマッチの堀田対前川がオープニングだったら、二見対前川のガチ口論はなかった。
これこそ偶然の産物。
試合は11分37秒、回転エビ固めで華名の勝利。
勝利の瞬間、華名の表情が激闘を物語っている。

なお、この対決は「T-1グランプリ」が終わったあと、3回シングルマッチが行われている。
Sail a way 2 ~WAVE旗揚げ1周年&桜花デビュー7周年大会~
2008年8月16日 新宿FACE
華名(11分55秒 無効試合)木村響子
Catch the WAVE~ヤングブロック公式リーグ戦
2009年5月27日 新木場1stRING
木村響子(15分 時間切れ引き分け)華名
WAVE
2014年3月2日 後楽園ホール
華名(8分50秒 両者KO負け)木村響子
3回全て「WAVE」のリングだが、3試合とも決着が付いていない。
白黒ついたのは「T-1グランプリ」だけだった。
現在は、華名はASUKAとしてWWEで活躍中、木村は現役を引退。
第2試合、吉田万里子が入場。
いい表情をしている。

第2試合 竹迫、息吹参戦へのチャレンジマッチ 23分1本勝負
吉田万里子(M’s Style並びに息吹) vs 竹迫望美(I.W.A.JAPAN)
○吉田万里子(9分24秒 体固め)×竹迫望美
※ダブルアームフェースバスター
竹迫が奇襲攻撃。

第2試合、この対戦カードの位置付けは、竹迫望美の「息吹」への査定マッチ。
吉田万里子の主催する「息吹」に竹迫が参戦を希望。
吉田万里子から「T-1グランプリ」では若い世代と向かい合い、未来への手応えを感じたいと要望があったこともあり、「I.W.A.JAPAN」の女子部を一人で支えてきた竹迫を抜擢した。

2005年8月3日、「T-1グランプリ前夜祭」での二見、吉田、竹迫のコメントを一部抜粋する。
二見
吉田選手には、プロ野球の2番バッターの役割を期待している。
竹迫選手は2丁目劇場と言う独特な雰囲気の中、立派に女子部の存在を見せているので評価していた。
吉田
竹迫は凄く気の強い選手。
負けたくない気持ちが出ていて、会場で会った時「対戦出来ればね」と話をした事があったので楽しみ。
竹迫
吉田選手はグランドが凄い選手なので、自分も凄いなという所を見せたい。
女子だけの大会は気持ち的に違うので、一番目立ちたい気持ちを持って挑みたい。

あえて吉田をポイントゲッターとして起用した。
試合は9分24秒、ダブルアームフェースバスターで吉田の勝利。
「息吹」チャレンジマッチの結果は?
竹迫の気持ちが前に出てこなかったと判断され、「息吹」参戦は叶わないまま終わった。
竹迫の表情に注目。
吉田が勝利の雄叫びをあげている時、悔しそうな表情をしていた。
だが、これを試合にぶつけてほしかった。
それとも、自身の不甲斐なさへの怒りなのか?

現在は、吉田、竹迫ともに現役を引退。
レフェリー 笹崎勝己、ジャッジ金子。
リングアナ 味方冬樹。
次回は、第3試合 前村早紀 vs 浜田文子、第4試合 T-1マスク、T-2マスク vs ザ・ブラディー、ファング鈴木を取り上げる予定。
二見社長 ツイキャス
二見社長 インスタグラム futami19950823
吉田の査定、竹迫は不合格。

恒例の雑談コーナー。
いつものように格闘技界隈について書くが、お客さんに「RIZINに一番腹が立つこと、一番呆れたことは」という質問があった。
自分がRIZINを見限ったきっかけは、以前に取り上げたことがあるが、「RIZIN.24」で指定席購入者に指定された席を用意しなかった問題だ。
あの時、笹原圭一氏は被害にあったファンからのリプライや引用ツイートを無視をして、川名雄生とRIZINガールへの馴れ合いのツイートを続けた。
あれを見て、DREAM時代の笹原氏ではないんだな、と。
RIZINに関しては、吉羽美華逮捕の一件といい、コンプライアンス委員会とは名ばかりで、言っていることと、やっていることがあまりにも乖離している。
何故榊原信行氏が、未だ代表の座に居座っていられるのか、理解不能だ。
あとコンプライアンスの問題と言えば、オンラインカジノ。
あれだけ警視庁が違法だと注意喚起をしているのも関わらず、ベットの宣伝。
その中でRIZIN、ブレイキングダウンよりも、プロフェッショナル修斗がオンラインカジノと手を組んでいるのはあり得ないと思っている。
何故なら修斗は、某興行での八百長疑惑を示唆した上で、「うちは興行ではない競技だ」と発信してきた過去があるからだ。
修斗はONEとの契約が終わって厳しいかもしないが、競技と謳っている以上、競技性を疑われることやるのはおかしいだろ。
しかも修斗協会と、修斗を主催するサステインは、警視庁がオンラインカジノは違法だと注意喚起をした後でも、見解を出さずにベットの宣伝し続けていた。
救いようがない。
画像は、3/26(日)「RISE ELDORAD」有明アリーナ大会のビジュアル。

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格闘家は格闘家で問題がある。
以前、祖根寿麻が「修斗」に出場した際、自身の試合に賭けたことがあるが、賭けるのは勿論のこと、いちいち公言すること自体、常識外れどころの話ではない。
しかも祖根は、賭けたことを批判したファンに食ってかかっていた(呆)。
祖根、運営、関係者、格闘家、信者、ファン、格闘技界隈はリテラシーが低い連中ばかりだ。
リテラシーが低いと言えばKINGレイナ。
少し前の話になるが、勘違い丸出しのKINGレイナのツイートを紹介する。
なんか最近色んな人がプロとか素人とかて言っててなんかすげーヤダ。
プロが言うならまだ良いけど。
戦った事がない奴らが言いたいこと言ってさなんなんだろう
文句言うならリング上がれよ。
ソイツと戦えばいい。
文句言える奴は同じ立場にたってるやつ同士だとレイナは思う。
相変わらず、KINGレイナは頓珍漢なことをほざいている。
「文句言うならリング上がれ。文句言える奴は同じ立場にたってるやつ同士」というなら、入場料なし、ギャラもなしで学芸会をやればいい。
お金を取って報酬を貰っている以上、あらゆる人達に批評されるのは当たり前の話だ。
批評されたくないなら、辞めるべき。
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画像は、2023年度「大日本プロレス」年間の後楽園ホール大会のポスター。

二見社長「オマエらが居なくても女子プロレスは永遠に不滅なんだ」とシャウト 二見の土下座からスタートした女子プロレスオールスター戦 T-1グランプリ 全16選手入場式、山縣、木村が代表挨拶
WBC 3/9(木)侍ジャパン 弁当・ドリンク・スナック、専用ゲート、記念ギフト付のプレミアムシート 大谷翔平、中国戦先発濃厚 本職のセンター不在、外野手が少な過ぎセンターライン軽視

冒頭の画像は、2005年8月23日「女子プロレスオールスター戦 T-1グランプリ~闘い~天下~ときめき~」後楽園ホール大会。
奇しくも、因縁の前川久美子、堀田祐美子に挟まれる形で二見が挨拶(左が前川、右が堀田)。
2月12日「秘密基地フェス」に出演した際、「女子プロレスオールスター戦 T-1グランプリ」の舞台裏を中心に話をしたところ、視聴者の食いつきが良かった。
詳しくはこちらの記事を読んでほしい。
秘密基地フェスでの二見の遺言、因縁の前川久美子と堀田祐美子との対決を要求 女子プロレスの舞台裏、最後まで視聴者を釘付けに大トリとしての責任を果たす 亡き弟の誕生日に
折角この話題で盛り上がったのと、2005年「T-1グランプリ」の当時は、当然SNSはない時代だった上、ブログをやっていなかった。
「T-1グランプリ」を更新する機会が中々なかったし、今年は2023年のフタミイヤー。
取り上げるいい機会だ。
しばらくは、二見伝説が開幕した「女子プロレスオールスター戦 T-1グランプリ」を中心に更新していく。
今回は、二見の土下座からスタートした全16選手の入場式について更新する。
「女子プロレスオールスター戦 T-1グランプリ」の画像を14枚アップするが、11枚は初公開の画像。
冒頭の画像と、個々の出場選手の10枚は全て初公開。
写真マニアから見れば貴重かもしれない。
画像は華名(現在 ASUKA)。

(C)T-1は全て画像の無断転載禁止。
2005年8月23日(火)
T-1創立10周年記念興行 女子プロレスオールスター戦 T-1グランプリ~闘い~天下~ときめき~
東京・後楽園ホール
観衆 723人
実券販売枚数 816枚
マスコミ各社 44名
723人はほぼ実数。
招待したのは家族(前妻、二人の子供)と、ある雑誌の観戦記を書く企画で2名招待したので、この5名しか招待券を出していない。
ほぼ実数とはそういう意味。
2005年は女子プロレス業界がどん底の時期で、その暗黒時代と呼ばれる最中、平日開催で700人以上(800枚以上売った)集めたのは善戦したかもしれないが、興行は大赤字。
大赤字の話は、後日改めて取り上げる。
816枚売れながら約93人は来なかった(5人招待を出しているので、来なかったのは98人か)。
これは大会の直前に「NEO女子プロレス」の不参加により、田村欣子が欠場した影響によるものだと思われる。
マスコミ各社が44人も集まったのは、注目度が高かった大会だという証明。
マスコミ44人に、女子プロレスラーのセコンドにつく若手が10人以上。
さらに団体関係者は少なくとも30人以上。
なので観衆は723人でも、集まった人数は800人を超える。
画像は木村響子。

18時39分(イッパイ・サンキュー)開始を公約していたが、7分遅れの18時46分に場内暗転。
大会終わったあと、お客さんに「18時46分はイッパイ・ヨロシク」という意味でしょうか?と突っ込まれたりしたが、狙ってできるほどそんな余裕はなかった。
単純にバタバタな状態で遅れてしまった。
場内暗転して二見がリングインし、四方に土下座をした。
女子プロレスオールスター戦は、まさかの二見の土下座からスタートしたわけだ。
二見の画像だが、右上の時計に注目。
18時46分となっている。

大会主催者が、土下座からスタートする大会は前代未聞。
土下座の最中、紙テープが飛び場内は大声援だった(青い紙テープ)。
ここで第一声が、「言葉はいらないだろう」。
「言葉はいらないだろう」は、のち、イッパイ・サンキューと並ぶ二見の代名詞となった。
味方冬樹リングアナが
「只今よりT-1グランプリ全選手入場式を行います」とコール。
全選手16入場セレモニーが始まった。
入場式の曲には、以下の吉川晃司の曲を使った。
TOKYO CIRCUS VS PRETTY DOLL
ナイフ
SPEED
TOKYO CIRCUS VS PRETTY DOLLは、大会のサブタイトルに「闘い」を入れていたこともあり、それを意識してこの曲を採用した。
画像は手前が竹迫望美、後ろが華名(現在 ASUKA)。

以下、入場順。
1 華名
2 木村響子
3 竹迫望美
4 吉田万里子
5 浜田文子
6 前村早紀
7 ファング鈴木
8 ザ・ブラディー
9 T-2マスク
10 T-1マスク
11 山縣優
12 アメージング・コング
13 西尾美香
14 日向あずみ
15 前川久美子
16 堀田祐美子
画像は吉田万里子。

当時の女子プロレスの大会では、全選手入場式を行った大会は中々なかった気がする。
全選手入場式は、自分が「UWF」を観ていた影響もあり、行うことにした。
それとオールスター戦なので、華やかな大会にしたかった、という気持ちが強かった。
入場式では、16選手全員が後楽園ホール南側の最後尾にある扉から入場した。
これも自分の提案で、一番後ろのお客さんでも楽しめるようなイベントにしたかった。
南の最後尾からの入場式は、女子プロでは前例がなかったはず。
扉から出て、スポットライトを浴びて入場。
画像は浜田文子。

2005年8月23日 T-1創立10周年記念興行 女子プロレスオールスター戦 T-1グランプリ~闘い~天下~ときめき~ DVD
余談だが、大会を観戦した人や、DVDを見た人なら分かると思うが、前村早紀だけ入場するのが遅れた。
遅れたのにはちょっとした裏話があるので、トークライブ開催の際に話をしたい。
画像は前村早紀。

16選手がリングイン。
味方リングアナ
「ここでチケット&トラベルT-1代表取締役二見社長より皆様にご挨拶があります。」とアナウンス。

二見の挨拶(一部抜粋)。
オレの我がままで始めました。
この我がままに16選手が付いて来てくれたことを誇りに思っています。
一度くらい自分のことを褒めてもいいくらい、素晴らしい最高のメンバーです!(場内大拍手)
これだけ多数のお客さんがご来場してくれたこと、本当にありがとうございました。(場内大拍手)
オレのことを潰そうとする、今日も来ない連中、フロント陣、選手。
オマエらが居なくても女子プロレスは永遠に不滅なんだ!
分かったか!
これで終わりだ!(場内大拍手)

「オマエらが居なくても女子プロレスは永遠に不滅なんだ!」とシャウト。
この発言は、不参加した「JDスター」の一丸秀信オーナーと竹石辰也代表、同じく不参加の「NEO女子プロレス」の甲田哲也代表、ゴタゴタのあった「メジャー女子プロレスAtoZ」のロッシー小川、ほか女子プロレスラーに対してぶちまけたもの。
味方リングアナ
「ありがとうございました。続きまして代表選手による大会宣言がございますが、二見社長から逆指名させて頂きます。」
二見青コーナー逆指名(一部抜粋)。
T-1イズムを継承してくれる、まず青コーナーから一言言ってもらうか。(山縣、西尾、ブラディー、ファング、吉田、竹迫、場内爆笑)。
トラブルメーカー山縣!(場内大拍手)
山縣優挨拶(一部抜粋)。
トラブルメーカーで結構だよ!(場内大拍手)
目ん玉見開いて、一本目からメインまで見に行って下さい。(場内大拍手)
画像のマイクを持っている選手が山縣優。

二見赤コーナー逆指名(一部抜粋)。
オレもチケット業界の異端児と言われているが、女子マット界の異端児!
シングルマザーで孤独の一匹狼を貫いている木村響子!(場内大拍手)
木村響子挨拶(一部抜粋)。
素行不良の山縣さんの後に引き継ぎました、JWPの木村です。(場内拍手)
素直なリアクションで楽しんで下さい。(場内拍手)。
画像は木村響子。

二見の選手逆指名挨拶は、その後の「T-1興行」でT-1のならわしとして定着した。
入場式の紹介はここまで。
二見が女子プロレス業界を断罪できるようになったのは、やはり、2005年8月23日「T-1創立10周年記念興行 女子プロレスオールスター戦 T-1グランプリ~闘い~天下~ときめき~」後楽園ホール大会を開催できた、というのが一番ではないか。
身銭を切って大会をやったことがある、ない、では全然違う。
特に後楽園ホールでやったことが大きい。
後楽園レベルだと、個人クラスでは中々できない。
画像の右がT-1マスク、左がT-2マスク(T-2の後ろにいるのは前村)。

2005年と言えば、全日本女子プロレス(全女)、GAEA JAPAN(ガイア・ジャパン)が無くなり、大会の直前では全女の社長が自殺をした。
暗黒時代の最中、女子プロレス復興を掲げてオールスター戦を行うと公言。
第三者がマッチメイクするオールスター戦は、女子プロ業界では史上初の出来事だった。
T-1開業26周年 二見の土下座でスタートした女子プロレスオールスター戦 前代未聞の主催者二見とメイン出場前川が金網越しのガチ口論 ベストバウト前村対文子、MVP山縣、ファン投票1位
画像は手前がザ・ブラディー、後ろがファング鈴木。

次回は第1試合 木村響子 vs 華名、第2試合 吉田万里子 vs 竹迫望美を取り上げる予定。
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恒例の雑談コーナー。
少し前の話になるが、格闘技界隈の話を中心に取り上げる。
1月17日、朝倉未来が平本蓮を訴えるとツイートしたが、マジで言っているのかと思いきや、その後の未来の言動を見るとどうやら本気らしい。
開いた口が塞がらないとはこのことで、リングで決着してこそ格闘家なのに、これではもう格闘家じゃない。
大体、格闘家同士の悪口の言い合いで訴えるなんて言い出したら、何も言えなくなる。
平本蓮の口を塞ぎたいなら、リング上で叩きのめせばいい話。
提訴したところで、何も得るものはない。
こんなことで訴えると、格闘家によるトラッシュトークは全て成り立たなくなるが、未来曰く、「平本のやっていることはトラッシュトークとは呼べない。誹謗中傷は格闘家として違うのではないか」と持論を展開。
誹謗中傷がどうこう言うなら、こんなのお互い様の話ではないのか。
以前にも取り上げたことがあるが、平本のコラ画像を拡散したのは未来が先。
この話とは別に、未来はブレイキングダウンで発生した数々の暴行事件だったり、傷害紛いだったり、散々都合の悪いことは見過ごしておいて、平本蓮は訴えるって、漫画の世界か。
朝倉未来は短期間で大金を得てしまい、周りにヨイショされまくったことで勘違いしたユーチューバー。
繰り返しになるが、格闘家とは呼べない。
二見社長 ツイキャス
二見社長 インスタグラム futami19950823
その後、朝倉未来の母親が、無断で撮影されたとして光文社を訴えた裁判は母親が敗訴したことが分かった。
これは妥当じゃないか。
母親は朝倉兄弟(未来・海)のYouTubeに、少なくとも5回出演したいたようで、それなら一般私人にはならない。
しかも、母親は光文社の取材に立ち止まって話を聞いていたことが分かった。
未来は平本蓮の件にしても、自分のことを棚に上げているからタチが悪い。
調子に乗っていると、リーガルハラスメントで、提訴を受けるはめになるかもしれない。
提訴と言えば、最近腹立たしいのは何かといえば、「誹謗中傷が」「訴えられればいい」と尻馬に乗っかるヤツだ。
尻馬に乗っかるヤツの特徴として、自分の考えがない。
ただ単に、著名人、芸能人、スポーツ選手が言うことは、全て正しいと思い込む。
友人、知人の忠告には聞く耳を持たず、会ったこともない著名人の言うことは信じる。
浅はかな連中と言えばそれまでだが。
親で思い出したが、格闘技界は口出ししたり、しゃしゃり出てくる親が多い。
モンスターペアレンツ(モンスターペアレント)。
学校などの教育機関に対して、理不尽な要求をしてくる保護者のことを指すが、要求・クレームの内容は、「わが子中心型」「学校依存型」「ネグレクト型」「権利主張型」、と4パターンあるようだ。
格闘技界の場合は、我が子中心型と権利主張型が多い。
これらにプラス、親のエゴと、承認欲求が加わる。
最後に、RIZINの太鼓持ちは、三流ライターのジャン斉藤。
DEEPの太鼓持ちは、三流芸人の神宮寺しし丸。
では、ブレイキングダウンの太鼓持ちは誰?
画像は、3・26(日)「2AW GRAND SLAM in 後楽園ホール」のポスター。

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